40歳という年齢は、思ったようにいかなくなる年齢と言えるのではないだろうか。仕事を退職してから、職を探そうとすると、思ったよりも年齢の壁があることに気が付く。そのための準備としての基本は、情報収集であるといえる。どのような資格を持つと転職に有利であるのか、今までのスキルで役に立つことはないか、洗い出してみる必要がある。

人間関係が原因となる転職の場合も、自分自身の考え方の癖を把握し、転職先を選ぶべきである。その際、変わることができる部分、変えることができない部分が発見できるはずである。自分を大切にするための転職ならば、後者の部分に沿った場所を選ぶとよい。

また、転職に伴う収入の増減もある程度計算しておくべきである。増える場合の使い方、減る場合のやり繰り方法を確実に持っておくべきである。40歳以降は、なかなかアルバイトさえ、見つからない場合もある。そのようなときのための、収入源のためのスキルを辞める前から持っておく、磨いておく必要がある。そして体力的な衰えも考慮に入れて、それらを準備すべきである。周囲の人から、意見を聞いていくのもよいと思われる。今までに辞めた人の、その後について聞いておくだけでも、転職の準備となる。

今までずっと続けてきたことを、全く辞めて一からスタートする方もいらっしゃるかもしれない。そのような場合は、転職しようと思っている新しい業種の学習を深めておかなければならない。一人ひとりが人生の主役であり、自分を高めるための通過点が転職という方もいるはずだ。年齢の壁は知恵で超えていくことができるだろう。